多重債務者からの解放する特定調停とは？

多重債務者から解放されには、借金を減らさなければならんのだが、
その一つに特定調停というものがあるらしい。

「特定調停」というのは、債務整理方法の中で、弁護士・司法書士に依頼しないで借金債務を
減らす方法らしいが、じゃどうやるのか？

特定調停は裁判所によって借金を減らすことだそうだ。

「特定調停」の手続は裁判所が選ぶ調停委員が債務者と債権者の間に入り話し合いを
進めていくことになります。

簡単に言えば、「特定調停」は裁判所を利用した「任意整理」と言えるでしょう。
弁護士や司法書士を使う任意整理に対して特定調停というものがあるのだな。

多重債務者にとっては、ありがたいことだが、特定調停と任意整理の違いとは何ぞや？

特定調停の良い点は
●費用が安く、法律的知識がなくても、裁判所の調停委員が助けてくれる
●特定調停を申立てをすることによって、債権者からの取立てがなくなる。（督促電話や訪問など）
●将来利息（今後支払わなければならなかった利息）は免除される。
●利息制限法で定められた範囲の利率で、取引当初から計算し直すため、債務額が減額される可能性がある。
●「特定調停」する債権者（借入れ会社）を選ぶことができる
という点が特定調停のメリット。

これに似たのが任意整理というものだが、「任意整理」が弁護士や司法書士によっての債務整理に対し、特定調停は裁判所だけの介入になりますので、費用が安く済む点が一番のメリットです。

任意整理と比べると特定調停のデメリットはというと

１・過払い金がある場合に別途「過払金返還請求訴訟」が必要になる。

２・「特定調停」で決定した返済計画通り、返済できなかったり、返済が遅れたりすると、直ちに給料等を差し押さえられる可能性がある。裁判所決定となるため。裁判書で決めたことが守られんようだったら
即差し押さえになるのか・・・。

３・調停の日などには必ず裁判所に行く必要がある。
（任意整理は弁護士・司法書士まかせ）これはめんどくさそうだ。

４・特定調停成立するまでに、最低２ヶ月以上はかかり、その間の遅延損害金を返済計画の借金の総額に加算される場合がある。時間がかかるっていうことだな。

５・個人信用情報に金融事故として記録される。（ブラックリスト掲載）支払い完済後５年～７年。
これは任意整理も同じだな。どちらにしてもブラックだが。

お金はねぇけど時間はある、というそういう多重債務者向けなのが特定調停ということだが
支払うことができないと、即差し押さえが待っているというのが任意整理と大きな違いということ
か。

しかし、うるさい督促や、ずるずると借金を増やしたり、他のローンを借りたりしてさらに重度の
多重債務化するよりも、借金を減らしたほうがいいね。

ブラックにのっても、一生載るわけじゃないし、傷口があさいうちに借金減らそう。

多重債務になったのもグレーゾーン金利が原因かもしれない。

多重債務者でサラ金やクレジット会社などから借金があって、グレーゾーン金
利といわれる金利を長年支払い続けた者には過払い金の可能性があります。


グレーゾーン金利っていうのは、利息制限法によって決まった上限金利といわれる
金利を超えて、出資法できめられた金利は超えていないという、ダークなまさに

グレーゾーンの範囲の中の金利なのですが、そのグレーゾーンの金利は

法律の曖昧な部分の金利で、利息制限法によれば、利息の契約は、利息制限法
で定められた利率を超えた利息は無効であるとされています。

支払わなくても良い、グレーゾーンの金利を支払っていたために多重債務になってしまった。
そんな方もいるはずです。

多重債務にならずとも済んだのに、サラ金の余計な利息を負担したために
多重債務化、だったらその余分に支払った金利は返せ！これが過払い金返還と

言われるものです。

サラ金の多くは、このグレーゾーン金利で金銭を貸し出しています。

過払い金返還請求をしたら、すでに借金を完済してから７年も利息を支払い続けたという
例もあります。

過払い金利息の返還は多重債務者が一番初めに考えることであると思います。
明日からは多重債務者ではないかもしれません。